1/07/2014

無駄の持つ意味。

あけましておめでとうございます。
新年早々LA帰りの友人から素晴らしいお土産いただきました。

辞書と思いきや、、、


Gravityの"G"いやボクのイニシャル!

もちろん本としての機能はゼロ。まさに”無用の長物”
しかしこのムダというのは実は奥が深くて、法隆寺の宮大工の棟梁を務めていた西岡常一氏の本の中に”無駄の持つ意味”という話があって、法隆寺は1000年先を見越して建築するため、木の経年変化を考慮してわざと傾いて建設したり、木材も寸法よりも長めに切っておいて修復時に痛んだ部分を金太郎飴の様に切断し余った木材を押し出す事でメンテナンスも容易にできるそう。
西岡の棟梁曰く、「合理的な事を考えずに時間をかけて本当の仕事をする。」
無駄と切り捨てた中には、
ずいぶんと大切なモノが入っているのかもしれません。
この辞書(作品)も一見何にも使えないと思いますが、
無駄な手間、暇に思わず感動。しかも
わざわざこんな重くてがさばるお土産を運んできてくれた友人にマッチリスペクト!

2014年のマニュフェスト動画。
遊び心を忘れず、無駄や無意味なモノコトのみに手間と暇をかけて精進します。
本年も変わらずよろしくお願いします。